5月1日に日比谷野外音楽堂には首都圏の労働者農民学生が日比谷メーデーに集まった。各労働組合代表からの挨拶があり、全統一労組ピードア分会の長谷川ロウェナさんの「労働者に権利がある 頑張りましょう!」という宣言で会場は拍手に包まれた。

虎ノ門文科省前に集まった約100人の学生らは先日廃寮攻撃を受けた金沢大学の泉学寮の問題や大学のOBらの奨学金の返済で苦しんでいることを例に上げ、福利厚生施設としての学生寮の整備と寮生らの自治、そして働きづめにならないと生活できないほど高騰した大学の学費の引き下げと給付型奨学金の拡充などを掲げた要望書を提出した。
(表は年次統計より)

学生らの間では学生がサービス残業や給与未払いが当たり前で労働基準法の”ろ”の字も知らないブラックバイトで働かされている、また働かざる負えない状況にいることやそして、近年流行している連続住宅強盗や店舗強盗では若者がSNSなどで知り合った者たちの鉄砲玉とされる闇バイトの問題などが上げられ、学生と労働者は分断されたものではなく、労農学の連帯で大幅賃上げ、学費チャラ、非正規労働者の問題を闘っていくことを確認した。
そして、日比谷野外音楽堂での日比谷メーデーに合流した学生らは労働者とともに連帯を確認し、黒旗と赤旗と学費チャラを掲げた旗の下で新橋までのデモを貫徹した!
(吉野陽向)